☆彡もうコンタクトレンズは必要ありません


☆彡もうコンタクトレンズは必要ありませんブログ:2015-08-25


もう十年以上も前になりますが、
俺の家に2匹の子ネコがやってきました。

一緒に生まれたらしく、
同じ段ボール箱に入って置かれていたのでした。

色んな意味で余裕がなかった当時の俺には、
とても飼う自信はありませんでしたから、
一ばんだけ泊めてあげるつもりでアパートに連れて帰りました。

秋祭りの夕方でした。
新しく越してきたその土地では、
道祖神祭りという珍しいお祭りが行われていました。

珍しいお神輿を見ようと出かけて戻ってみると、
ネコが見当たりません。

居なくなったかもしれないと思うと愛しさが募るものなのか、
探し回っている間に、
俺は飼おうという決心が固まりました。

一時間以上も探して見つかった時、
ネコたちは冷蔵庫の裏の部品のすき間に
身体を寄せ合って眠っていました。

それから十年以上が過ぎ、
あの自信のなかった俺に、
ネコ達はたくさんの贈り物を残してくれています。

毎ばんくっついて眠り、
庭のある家に引っ越すなど
色んな問題をクリアしながら一緒に暮らし、
顔を見合わせて、泣いたり笑ったり…

そんな中で、
ネコ2匹が俺に見せてくれたこと、
俺にしてくれたこと、俺にさせてくれたこと…

それは、親密感、信頼、愛…といった
すばらしいもの全部を経験させ、
俺の中に育ててくれたことだったと言っても、
大げさではない気がします。

でも実は、
1匹がこの世を去るまで、
俺はあまりそのことには気付いていませんでした。

ライスにも、健康にも気を使わず、
しかも悩み多い日々で、帰ってきても
泣いたり怒ったりしていた日がたくさんありましたから、
そんな俺を見つめ続けていたネコたちにも、
きっと悲しい思いをさせていたことでしょう。


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